2017年入社司厨部
佐々木 智和 TOMOKAZU SASAKI
目標は「一流の料理人」。一人ひとりに喜んでもらえる料理を提供し続けたい。
この仕事を選んだきっかけは何ですか?
料理が天職で15年ほど飲食業に従事してきましたが、この業界の勤務形態や待遇面等に将来への不安や限界を感じて、陸から海にフィールドを変えました。
実家が養殖業の漁師だったこともあり、水産高校の出身で、船乗りをしていた経験もあったので、船で大好きな料理の仕事に携わるというのは、僕にとっては自然な選択肢でした。大好きな料理の仕事ができ、給与や休暇などの待遇にもとても満足しています。
この仕事のやりがいは?
1つの船に料理人は1人しか乗りません。なので、仕入れ、買い出し、メニューの作成、調理、片づけ、掃除、備品の発注、予算の管理まで全て僕一人に一任されています。誰かに指示を受けるわけでもなく、全て自分で考えて決めていくという大変さはありますが、裁量権の大きさはイコール仕事のやりがいです。
また、乗組員さんとコミュニケーションを取りながら、一人ひとりのために料理を提供し、喜んで食べてもらえる、時に厳しい意見をもらえるなど、自分の仕事の結果がダイレクトに返ってくることも、僕の向上心と料理への探求心を掻き立てます。
今後の目標や夢は何ですか?
夢は、人生の最期の時まで料理をすることです。
目標は、「一流の料理人」になることです。一流というと定義があいまいですが、僕にとっては「あの人の料理は間違いなく美味しい!」と思ってもらえるような料理人になることですね。なので、料理に対する情報収集や研究、向上心はずっと持ち続け、一切の妥協はしたくないと思っています。
職場の雰囲気について教えてください。
僕の仕事は1人なので、良くも悪くも全てが自分のペースです。乗組員さんとの関わりは主に食事の時になります。朝と晩はシフトの都合上バラバラに食事をされていますが、昼は比較的そろって食べるとこが多いので、皆さん和気あいあいと楽しそうに話しながら食事しています。
一歩引いた立場から見て、職場の雰囲気というのは良好だと思います。オンオフのメリハリはしっかりありますし、仕事に専念しやすい環境だと思います。
入社後一番思い出に残っている事は何ですか。
海の上という特殊な環境で、景色の美しさというのにいつも心奪われますね。入社してすぐの頃、たまたま夜に外の景色を見ていた時、「夜光虫」という、水の動きに合わせて水面で光る生物の群れを見ました。船が進む時に立つ波の動きに合わせて、夜光虫が発光します。それはまるで光を放ちながら船が走っているようで、本当に幻想的でした。この2年間にそんな光景が見られたのは、その時のたった1度きり。とても思い出に残っています。
乗組員さんたちとの思い出は、ドックという年に1回の船の定期点検の時に、懇親会を開いて全員でお酒を飲んだことです。普段交代制で仕事をしているので、船上でお酒をみんなで飲める機会はありません。全員そろって、心置きなくお酒を飲める貴重な機会で、みんなとリラックスして過ごせ、絆は深まります。
今後どんな仕事に挑戦したいですか。
「そば打ち」ですね。麺類の中で、そばというのはとても難しいので、今はそば打ちに向けての準備段階です。
元々はイタリアンのシェフだったので、パスタは粉から麺を作ります。ラーメンもパスタと同じ製麺機で作れるので、作ります。そしてうどんの手打ちをしています。うどんがうまく打てるようになったら、そばに挑戦しようと思っています。そのために動画などで研究をしています。
入社前に学んだ事、経験した事で入社以降役立っている事はありますか?
15年の飲食のキャリアの中で、料理人だけでなく、バーテンダーやホールスタッフ等の接客を経験したことです。僕は料理を出すとき、同じメニューでも一人ひとりに向けて作っています。例えば、嫌いな具材を抜く、麺の太さや茹で加減など食べる人の好みに合わせる、もちろん分量にも気を使います。それは接客を通して「誰のための料理か」ということを強く意識するようになったからです。料理は自己満足ではなく、食べる人に喜んでもらえるものを出したい、そういう意識は乗組員さんとのコミュニケーションにもつながっていますし、調理経験と共に今の仕事にとても生きています。
最後に、応募される方にメッセージをお願いします。
どんな仕事にも共通していることは、いろんな経験をすること、固定観念や決めつけを持たないこと、柔軟な考えで、色々なことを吸収して欲しいということです。そして、「今の自分に出来る事」を考えて、精一杯頑張ってください。
またこの会社については、とにかく「やる気」それさえあれば、僕たち先輩社員が協力し、指導も行いますので、大丈夫です。やる気がある人にはどんどん仕事も教えますし、そういう人はどんどん技術も習得していきますので、未経験であっても心配はいりません。
休日の過ごし方
HOLIDAY
宮城県の山中にあるお蕎麦屋さんに出向きました
朝食は毎日お茶漬け。この日は鯛茶漬けを作りました
B’zの30周年記念イベントでTVの取材を受けました!
日本三景の松島が一望できるカフェでティータイム
佐々木さんのある1日
DAY
他の社員の声
STAFF
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